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心ゆたかに No.82

発行日 平成21年7月1日
『念願の落慶式』 静岡県西部各地で
 去る5月17日(日)、浜松市東区上新屋町の池上山宝珠寺様(臨済宗方広寺派・稲垣邦圓住職)において、庫裡・隠寮・大玄関の落慶式が執り行われました。式典当日は本山の管長猊下を始め同派のご寺院様をお招きし、檀信徒の先祖供養も行われ、大勢で落慶を祝いました。庫裡の起り(むくり)屋根と唐破風の大玄関が特徴です。
 去る6月14日(日)、浜松市浜北区新原の澗泉山瑞応寺様(臨済宗方広寺派・森田浄圓住職)において、本堂・位牌堂・山門・研修室の落慶式が執り行われました。
式典当日は良い天候に恵まれ、大勢の人が集まりました。瑞応寺様では本堂焼失以来12年越しの悲願が達成され、大いに落慶を祝いました。天峰建設や出雲殿による模擬店も落慶にささやかながら華を添えました。

去る6月20日(土)、磐田市小島の拈華山正眼院様(曹洞宗・清泉文英住職)において、書院と庫裡の落慶式が執り行われました。
式典当日は仏天のご加護か梅雨時にもかかわらず良い天気で、参列者をほっとさせました。落慶法要や檀信徒先祖供養、記念式典が恙無く行われ、和気あいあいと完成を祝いました。堂々とした平屋造りの書院と庫裡、書院玄関の唐破風の庇と大屋根が特徴です。


『科学技術信仰が過ぎた結果、惹き起こした冤罪』
 日本テンプルヴァン㈱ 井上文夫
「人の人権より、科学技術を重視した過ち」
 国内の宗教心に関する世論調査では、「何か宗教を信じている」と答えた人は僅か二十六%しかおらず、実に七十二%もの人々は「宗教を信じない」としているのです。(読売新聞平成20年5月17日)これは国民の四人のうち三人までもが宗教を信仰していないという数字です。このことは、前号でお知らせしたドイツの人口に占めるキリスト教信者の割合である、73%と較べて実に大きな違いがあります。
ところが皮肉なことに日本には、驚くほど誰もが篤く信じている信仰があると言われています。それは「科学技術信仰」です。それも度が過ぎた「科学技術妄信・信仰」なのです。日本人のほとんどが「これは科学的に証明されている」と聞かされた途端、そのまま思考停止に陥ったが如く、自らの判断を全くしないで、科学的データを根拠にされた結論を頭から信用してしまうことです。
 つい先般栃木県足利で、科学技術データ過信による冤罪が起きてしまいました。結果論かも知れませんが、今になって担当弁護士やその他の関係者の誰もが、無実でありながら、十七年間もの間牢獄に繋がれていた菅家さんを評して、「誰が見たってこの菅家さんは、澄んだ目をしており、犯人と見間違えるはずがないほどの善良に見える」と述べていました。司法は、本来人間が人間を裁くのだから、先ずは被疑者を人間として、自らの眼で直視し、自ら判断すべきです。しかしそういう立場の警察や検察や裁判官までもが、科学技術信仰の虜になってしまった結果、自らの目が曇ってしまい、真実が見えなくなっていた、と言っても過言ではありません。
日本では憲法上でも、個人の人格権の尊重ということを何よりも重視しています。無論、被疑者に対しても、当然人権が否定されるはずもありません。しかし今回、無実の被疑者は最初から完全に人権を無視されていたことになります。

「宗教と科学とは相容れないのか」

人間は本来「絶対的だ」という情報が先にインプットされていた場合、以降その先入観に支配されてしまいます。足利事件発生当時のDNA鑑定は、それほどの精度はなく、八百人に一人しか特定できない程度の精度だったと言われています。その当時の足利市の人口から推計すると、なんと同じDNAの型を持った人が他に百八十人にもなるほど、精度が低い鑑定結果だったのです。この事実がもっとマスコミにも取り上げられていたとしたら、結果は異なっていたに違いありません。
ところが警察も率先して、DNA鑑定は絶対的だとのかなりミスリードな発表をし、それを受けたマスコミまでもが何の疑念も持たないで、その当時の先端的科学技術の産物であるDNA鑑定を信じてしまい、警察発表そのものをストレートに報道したのです。当然ながらその記事や放送を見た人々も、報道は真実を伝えるものだとの思い込みが強く、素直に受取ることになってしまったのです。
ところで科学と宗教とは、十六世紀のコペルニクスによる地動説や、十九世紀のダーウィンによる進化論が契機となり、その両者の対立の歴史が長く尾を引き、未だに双方互いを否定するとか、対立をしていると思っている人が大勢います。しかしアインシュタインは、「宗教と科学は調和するものだ。両者は互いに依存しており、真理の追究という共通の目標を持っている」
と言っているのです。また二宮尊徳の「道徳を忘れた経済は罪悪であり、経済を忘れた道徳は寝言にすぎない」の言葉を借りれば「宗教を忘れた科学は罪悪であり、科学を忘れた宗教は寝言にすぎない」とも言い換えることができるのではないでしょうか。大切な事はこの両者の調和であり、一方だけに偏らない、仏教でいうところの中庸の精神が求められると思います。宗教を否定し、科学技術だけが独走することは絶対に避けなければなりません。それは今回の足利事件を例に挙げるまでもなく、科学技術だけに振り回された関係者全員に、もう少し信仰的涵養心があれば、避けられた事件だったと思います。
『よみがえれ!七重塔 よみがえれ!心』
プロジェクト7甦れ!七重塔 第二回講演会

去る5月30日(土)、磐田市上新屋のアミューズ豊田において、右記の講演会が催されました。
開催主のプロジェクト7甦れ!七重塔(大橋芳隆代表)は、磐田市見付の国分寺跡公園に、かつて国分寺に建てられていた七重塔(推定高さ六七.八メートル)の再建を目指す有志の団体です。当日はミニコンサートや講演で大いに盛り上がりました。

『曹洞宗天龍院様で聞法の集い』静岡県磐田市上野部
去る6月3日(水)、天龍院様で曹洞宗静岡県第三宗務所第十六教区の護持会集会が開かれ、会合後、住職方と各御寺院の護持会役員、天龍院様の檀信徒の皆さんを対象とした曹洞宗特派布教師巡回による聞法の集い(法話の会)が行われました。
自らの介護の体験を交えた物事の捉え方と愛語についてのわかりやすいお話に、皆夢中になって聞き入っていました。ありがたいお話がそれぞれ心に響いたようです。

・・・胡瓜(きゅうり)の話・・・

 暑さが本格的になり、よく冷えたビールが美味しい時期になりました。尿酸値の上昇に怯えつつも、ビールを我慢できるか心配な今日この頃です。また、ビールでなくとも、ついつい冷たい飲み物や氷菓子に手が出てしまう人も多いと思います。熱中症対策には充分な水分を摂取することは非常に良いことですが、水分の取り過ぎはかえって夏バテの原因となってしまいます。今回は夏バテに効果のある胡瓜の話です。
胡瓜はインド北部やヒマラヤ山麓が原産のウリ科キュウリ属の蔓性の一年草で、日本では平安時代から栽培されています。500種も栽培されていて、白イボ系と黒イボ系に大別されますが、日本ではほとんどが白イボ系です。
胡瓜は90パーセント以上が水分で、栄養(熱量)はほとんどなく、世界で一番栄養の無い野菜としてギネスに載るくらいです。その代わり、ビタミンやミネラル、食物繊維がバランス良く含まれています。胡瓜の水分は粒子が細かく血流をスムーズにするので、全身の活性化につながります。また、カリウムが豊富に含まれているので、利尿作用によって余分な水分を排出してくれるので、胡瓜を食べれば効果的に水分補給しながら、むくみも予防してくれます。カリウムは血液中の過剰なナトリウムを排泄してくれるので高血圧予防にも役に立ちます。
胡瓜には身体にこもった熱を排出してくれる作用もあると昔から言われていて、夏バテ対策には効果的な食材です。アルコール代謝を促進させる効果もあるので、ビールのつまみにももってこいですね。ベータカロチン(ビタミンA)やビタミンCも含まれているので、活性酸素を取り除いたり、美肌効果もあります。胡瓜のヘタに近い皮に含まれるククルビタシンは、癌細胞の増殖を抑える効果があると言われ、青臭さの成分ピラジンは血栓を予防するので、脳梗塞や心筋梗塞予防にも役立ちます。
なお、胡瓜にはビタミンCを酸化させる酵素も含まれているので、ビタミンCを豊富に含む他の食材と組み合わせる時は、加熱するか酢やレモン果汁を加えると良いです。
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++胡瓜酒の作り方++
用意する物=
 胡瓜5本
 35度のホワイトリカー1ℓ
 密閉できる広口瓶
1.胡瓜をよく水洗いし水気をしっかり取る。
2.胡瓜とホワイトリカーを広口瓶に入れる。
3.瓶を密封し冷蔵庫に入れ3日待つ。
4.瓶から胡瓜を取り出して完成。
※胡瓜酒は夏バテの食欲不振に効果的です。
※飲み過ぎはかえって胃腸に良くないので注意!
※1ヶ月を目安に飲み切りましょう。