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心ゆたかに No.85

発行日 平成22年1月1日
『曹洞宗盛福寺様で落慶式』 静岡県浜松市東区大島町

 昨11月1日(日)、浜松市東区大島町の大寿山盛福寺様(阪野全治住職)において、本堂の落慶法要が執り行われました。
 式典当日は天候に恵まれ、朝から大勢の人が集まりました。そして稚児行列が境内に入ると場内はパッと明るく華やぎました。
様々な供養や感謝状の贈呈など式典は恙無く行われ、寺族や建設委員を始めとした関係者、檀信徒一同は本堂の完成を祝い、新しい本堂を布教教化の場として今後ますます栄えていくことを祈念しました。
また、式典では天峰建設とイズモ殿の模擬店が賑わいに華を添えました。
『曹洞宗龍雲寺様で落慶式』 静岡県菊川市西方
 昨年11月3日(火)、菊川市西方の洞谷山龍雲寺様(村松延行住職)において、落慶式が執り行われました。
式典当日は前回のお披露目とは打って変わって仏天の御加護か晴天に恵まれ、関係者一同胸を撫で下ろしました。可愛らしい稚児行列から始まった式典は、先代住職の退董式、新住職の晋山、結制、上堂、それから落慶式、感謝状の贈呈と恙無く行われ、皆一人一人焼香して、本堂の完成を祝いました。
 龍雲寺様では今回の本堂新築の一連の工事として、旧本堂を移転改修した無量殿、書院、書院玄関の新築、水屋の移転なども行われました。新しい本堂を初めて目にする住職たちは、間口10間半、檜と欅の丸柱という鎌倉様式の堂々とした姿に感心していました。
新しい伽藍と新しい住職の新体制が始まり、今後ますますの発展が期待されます。


『仏教界も世の中の要請に応えた「新たな役割」を』
 日本テンプルヴァン㈱ 井上文夫
「昨年を表す漢字一字に『新』が選ばれたのは」
 昨年の「その年を表す漢字一字」として「新」が選ばれました。去年は新しいこと尽くめの年であったということもできます。アメリカでのオバマ新政権や国内では半世紀ぶりの鳩山新政権の発足が大きな出来事でした。
 日本漢字能力検定協会が全国に公募したその年を表す漢字で最も多かった文字が「新」となったとのことですが、第二位になった文字が「薬」であったことからも分かる通り、投票者がこれらの文字を選んだ理由の多くは、新政権など政治的な問題が一番念頭にあったのではなく、「新型インフルエンザ」やそれに対する「予防薬」(ワクチン)の話題などが「新」を選んだ理由であり、そこに最も関心が集中したからだろうと解説されております。
ところでインフルエンザは別に新しい病気ではなく、かなり昔から存在していた病気です。それではなぜ特に去年辺りから「新型インフルエンザ」とわざわざ「新」が付けられた病気になっていったかに興味が湧きます。それはある医学専門家によると「スペイン風邪だの香港風邪などと、インフルエンザがいろいろなタイプに変異していく度に、その都度対応ワクチンが開発されていきました。そのためもあり、ウイルスがどんな抗体にも負けないウイルスに自ら変異しながら生き延びてきた結果が、新型インフルエンザの出現へと結びついていったのだ」と解説していました。病原菌でもある「ウイルス」でさえ、生き延びるために新しい姿、形に自らを変えながら生命を継続させてきたそうで、ウイルスの生命力の強さが理解できる話です。
自らを永続的に存続させるために、身なりを変えてまで本能的に奮闘している様子を、この新型ウイルスから知ることができました。
「仏教界に『新たに』寄せられる期待は大きい」
宗教離れや寺離れが言われて久しい中にあって、お寺の総数は今でも七万ヶ寺を超えるほど存在しています。この数字がどれほどなのかは、昔からあった商店を駆逐してしまうほど数多くあるコンビニと比較すると、よく分ります。コンビニの総数は四万数千にまで達し、最近の都会地では先に存在しているコンビニの近所に、新たなコンビニが出店されるほどの出店ラッシュであるため、過当競争に陥り、一部では閉店や廃業をするオーナーも表れているとのことです。
目的や存在意義が全く異なるので比較は適当ではないかも知れませんが、お寺をコンビニに較べますと、その総数はほとんど変わっておらず、お寺を廃止するケースは滅多にお目にかかりません。つまりコンビニや商店の廃業は続いても、お寺の数は変わっていないのです。何故でしょう。それは端的に言ってそれだけ社会のニーズがあるという解釈もできるのではないでしょうか。
当り前の話ですが、世の中から必要性を認められないものは、結局は自然に淘汰されていくのは世の常です。無論、お寺も例外ではありません。これだけの宗教離れ、寺離れが言われている中、こんなに多くのお寺が存続していけるのは、紛れもなくお寺や、さらには仏教に対する期待の現れでもあるのです。問題はこのような社会の期待に応えた活動(ご法務を含め)がなされているかどうかです。
一般の活動は、お檀家向けの先祖供養が中心です。この活動が明治時代から戦後を経て今日まで続いてきました。家制度が磐石であった時代には、これだけでも充分な社会的ニーズを満たすことが出来ました。しかし時代も変わり、お寺に対する社会的役割も微妙に変化してきており、今まで通りの先祖供養を中心とした活動だけでは、現代社会の要請に応えられなくなってきております。その新しい役割とは、活動の対象を、先祖から生きている人間にも法施を提供していくことから始まるのではないのでしょうか。これさえ叶えられれば、まだまだお寺が十分存続していく事は可能であり、さらにその存続が益々必要なものになっていくはずです。仏教界に寄せられる期待には大きいものがあることは忘れてはなりません。
『曹洞宗興徳寺様で上棟式』 静岡県磐田市森下
昨年12月19日(土)、磐田市森下の長松山興徳寺様(八神英典住職)において、本堂の上棟式が執り行われました。
式典当日は晴天に恵まれたため、寒空の下とはいえ、早い時間から大勢の人が集まりました。組み上がった間口10間半の堂々とした檜と欅の丸柱の木組みを目にした人々は、その雄姿にしきりに感心していました。式典では、装束に身を包んだ棟梁たちによる古式ゆかしい工匠の儀も行われ、参列者の目を喜ばせました。式典は恙無く行われ、一人一人焼香して今後の工事の無事を祈りました。最後に餅撒きが行われ、皆袋をいっぱいにして満足そうに帰りました。
完成は来年3月を予定しています。

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『新年のご挨拶』 天峰建設 代表取締役 澤元教哲


 旧年中は各御寺院様、御団体、多岐にわたって公私共に大変お世話になりました。本年も変わらぬご愛顧のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
 さて、昨年の世相を表す漢字に「新」が選ばれたことは、皆様の記憶にも新しいことと思います。弊社におきましても、少しでもきめ細かなサービスを提供したい、または、本堂の新築などの大掛かりな仕事ばかりではなく、もっと御寺院様にとって身近な日常生活に関わってくるような、床のブカブカを直したいとか、手摺を付けたいとか、そういった仕事も対応していることを知っていただきたいと、昨年半ばより「お気軽FAX申込書」というものをお配りさせて頂くことにいたしました。宮大工の会社として本業である伽藍の建築に精進することは至極当然のことですが、不況と言われて久しい中をここまで天峰建設が存続して来られたのは、全て御寺院様のお陰、ひいては浄財を出して下さっている檀信徒のお陰、そういった御縁に少しでも報いたいという気持ちから、寺社建築の肩書に胡坐をかくことなく、俎板一枚からでも、包丁の砥ぎまでも、御要望とあらば即座に対応していきたいという気持ちからでした。
早速申込を頂戴したり、「天峰さんはこんなことまでやってくれる会社だとは思わなかった」というご意見を頂くなど、段々と皆様に認知されつつあるなと実感しております。ただ、せっかくお声を掛けて頂いたにもかかわらず、こちらの不手際で即座の対応が出来なかったこともありましたので、今後はそういう管理を徹底し、お施主様をお待たせしない体制創りが急務であると大いに反省いたしております。
昨年は、長男も鎌倉様式の本堂を完成させて経験を積みましたので、本年から大工を卒業させて経営陣として加え、会社の管理能力をより高めてまいります。まだまだ若輩者ではございますが、私共々御指導御鞭撻を賜りますよう、改めてお願い申し上げます。

・・・・・・・・・・・・編集後記・・・・・・・・・・・・・ 昨年は大変お世話になりました。本年も宜しくお願い致します。
新年早々ですが、前号の訂正をさせていただきます。「清水寺管主」は「清水寺貫主」の間違いでした。大変申し訳ありませんでした。ここでお詫びと訂正をさせていただきます。 天峰建設 企画営業 井口 哲