新着・今後の活動・心ゆたかに

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◆ 心ゆたかに No.80

2010-11-29

発行日 平成21年3月1日
『久延寺様で解体法要』 静岡県掛川市佐夜鹿

 去る二月五日(木)、掛川市佐夜鹿の佐夜之中山久延寺様(真宗大谷派・太田真明住職)において、本堂屋根換えと耐震工事のための解体法要が執り行われました。
 久延寺様は「夜泣き石」の伝説で有名で、会津の上杉討伐に向かう徳川家康を山内一豊が接待した場所としても、歴史ファンに知られています(三年前のNHK大河ドラマ「功名が辻」でも出ていました)。境内は掛川市の指定文化財になっていて、史跡を訪ねる人、旧東海道を歩く人、子育て観音にお参りする人など、旧東海道の三大難所の一つと言われた小夜の中山峠の中腹という立地にもかかわらず、年間を通じて多くの人が訪れます。
歴史のロマンを感じさせる久延寺様でしたが、本堂の老朽化が進み、地震による倒壊が心配されていました。そのため耐震工事が検討されていましたが、檀家数がそれほど多くはないために、予算的な問題を抱えていらっしゃいました。その事情は地元紙「静岡新聞」の記事でも昨年の夏に紹介されて
いて、ご覧になられた方もいらっしゃると思います。そして、その記事のお陰で奇特な方々の浄財が寄せられました。その寄付だけで全てが賄われる訳ではありませんが、この御時世に大変意義のあることだと思います。
久延寺様では現在順調に工事が進んでいます。完了は今年の七月を予定しています。

不景気は経済だけで「心は明るく」 日本テンプルヴァン㈱ 井上文夫
「心と経済とは別物のはず」
 今の世の中、不景気の真っ只中にあり、日本国中はおろか世界中が不景気一色に染まってしまっており、暗い雰囲気になっております。
しかしよく考えてみると、これはおかしいのではないでしょうか。何故なら、不景気は、たかが経済だけのことであり、経済は世の中、森羅万象の内のほんの一分野のことに過ぎない訳であり、経済が不景気ということで、なぜ一人一人の心の中まで不景気になる必要があるのでしょう。無論それぞれ人により、「経済」がその人に占める比重が異なるわけで、経済がその人にとり優先順位が高い場合であれば、確かに大事かもそれません。しかし全員が全員同じ比重ではないはずであり、みんなが一様に「不景気だ、不景気だ」と大騒ぎするほどのことでもないと思えるのです。逆説的な言い方になるかも知れませんが、心が不景気だから、経済が落ち込んだだけのことで、大変だ、大変だと騒ぐのではないでしょうか。心を明るく持ち、力強く立ち向かっていくことで、今の暗い世相を吹っ飛ばすことができるのではないでしょうか。以前文化庁長官をされていた、故河合隼雄氏は生前、「日本人は心にデプレッション(鬱)の問題を抱えているのではないか。そのことが経済のデプレッション(鬱)にも関係している」と語っておられました。
日本では古来から、文化や仏教というものが日常生活の中に深く入り込んでいます。特にこの文化は、今頃になって外国から「大変優れたもの」と見直されてきております。しかし、戦後は日本人全体が「物や経済的なこと(つまり金銭的なこと)」ばかりに関心のほとんどを奪われてしまってきているのです。物質的な満足感だけが追い求められ、心の満足感というものが、どっかに追いやられている状態だ、といっても過言でない状態が続いてきたと思うのです。
「幸せの尺度をお金や物から、心の満足度へ」
 不況は悪いことばかりではありません。いいこともたくさんありますし、不況だからこそ気が付くことがあります。例えば「物を大切に使おう」「節約しよう」と思う人が増えてきたり、就業時間は相対的に短くなりますので、「家族団らんが増加し、家族との会話が増えてきた」という効果もあるでしょう。あるいは日本古来からの文化を再認識し、もう一度伝統的なものを勉強し直そう、という余裕が生まれてきているのです。これらは恐らく好景気ばかりが続いていたとしたら、そのような時間的な余裕や心のゆとりを持つ機会が生まれなかったであろうと思います。最近の子供たちに「何をもって幸せと感じるか」と問うと、一番、多い答えが「金持ちになること」と言うそうです。これではそれが達成できた時、必ずしも心底から幸せと感じる訳ではない、ということは社会経験を積んだ分別ある大人なら分かるのですが、成長途上の子供たちは「お金が幸せのバロメータ」だと信じているのです。そんな夢のない子供に誰がしたのでしょう。それは我々大人であり今の社会がそう思い込ませてしまってきたのです。
財布が幾ら満たされても、心が満たされなければ、本当の満足感をえられないのですから、その心を満たす方法や、その道筋を、この不景気な今こそ教えていくべきだと思うのです。そしてそのことこそが、重要な布教活動であり、教化だと思うのです。アメリカでは経済絶不調を迎え、今になって教会が先頭に立ち「聖書の教えによる財政管理クラス」という講座を始めているそうです。これは従来のアメリカ人が、収入や支払い能力に関係なく、クレジットカードを複数持ち、無計画にカードを利用(借金)した結果、生活の破綻が続いた悪弊を払拭するため行われたのです。今後は計画性のある使い方や、そもそも身の丈にあった生活レベルにすべきだ、という基本を学ぶためのクラスですが、大変好評であり、ここで話を聞いたことにより、それまでのカードを切り刻み、収入に見合った生活をすべき習慣を身に着けていっているとの新聞記事がありました。
日本ではそんな低レベルの人は多くはないようですが、物やお金に執着する人は、アメリカに負けないぐらい多いと思います。まだまだこの日本、お寺やご住職の皆様に一役買っていただきたい課題は、しっかりと残っているようです。
メタボリックシンドロームの話

昨年四月より「特定健康診査・特定保健指導」、いわゆる「メタボ検診」が始まって一年が経とうとしています。よく「メタボ」と略して言われ、ようやく定着してきた感じの「メタボリックシンドローム」ですが、実際にそれが何なのかは分かっていない方も多いのではないでしょうか?
メタボリックシンドローム(metabolic syndrome)は「代謝症候群」と訳されますが、日本では「内臓脂肪症候群」と呼ばれます。お腹の内臓の周りに脂肪がたまる内蔵脂肪型肥満に、高血糖、高血圧、高脂血症(脂質異常)の三つの中の二つ以上が加わった状態を言います。見た目が太っているだけでは、メタボとは言いません。メタボになる根本的な原因は内臓脂肪型肥満だと考えられています。内臓脂肪型肥満になると、脂肪細胞からアディトサイトカイン(内分泌因子)が異常に分泌され、糖代謝異常や脂質代謝異常を引き起こし、高血糖や高脂血症、高血圧になる様です。つまり、内臓脂肪型肥満を放っておくと、自然とメタボの状態になってしまう様です。内臓脂肪型肥満に高血糖、高血圧、高脂血症が加わると、一つ加わるごとに相乗的に心臓病や脳卒中のリスクが高まると言われています。メタボの状態が長く続いたり悪化すると、動脈硬化を招き、心臓病や脳卒中へと至る様です。
ただ、メタボの基準は国や機関によってまちまちで、内臓脂肪が多ければ必ず高血糖、高血圧、高脂血症を引き起こすわけではない、という研究結果や意見もあります。「長生きをするのは禁煙、週一~三回の飲酒、BMI値二五~二七」という統計も出てきました。喫煙や飲酒の方が内臓脂肪よりも恐ろしく、BMI値に関しては一八.五~二四.九が正常なので、見た目的には少しポッチャリしている人の方が長生きするということですね。四〇~七四歳までの全員にメタボ検診を受けさせる現行の制度には実施前から疑問の声も上がっていました。今後メタボの研究が進めば、メタボの原因や仕組み、心臓病や脳卒中とのリスクとの関係も、しっかり解明されていくことでしょう。
疑問の声があるにせよ、メタボが危険だと言われている限りは、やはり脱メタボを心掛けるべきでしょう。メタボの原因の内臓脂肪型肥満は、過食と運動不足の状態が続いた結果です。予防には摂取カロリーのコントロールと適度な運動(有酸素運動)が有効です。皮下脂肪をいざという時のための預金に例えると、内臓脂肪は日々の暮らしのための現金と言えます。内臓脂肪は簡単に付いてしまう分、摂取カロリーのコントロールと適度な運動で減らすのも皮下脂肪より簡単です
・・・・・・・・・・・・編集後記・・・・・・・・・・・・・
 弊社のホームページでもお知らせしていますが、天峰建設の名前を出してワックスやカビ取り剤を売りつける業者がいる様です。弊社ではお施主様からご依頼がない限りは業者にお施主様を訪問させておりません。ご注意下さいませ。 前号一面の一段目で、祥光寺様の所在が浜松市東区となっていましたが、正しくは南区でした。訂正しお詫び申し上げます。 天峰建設 企画営業 井口 哲

◆ 心ゆたかに No.79

2010-11-09

発行日 平成21年1月1日
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続々と執り行われる上棟=静岡県各地の御寺院様で
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昨年11月30日(日)、浜松市東区老間町の万松山祥光寺様(臨済宗方広寺派・向令孝住職)において、本堂と位牌堂、書院の上棟式が執り行われました。完成は本年11月末の予定です。

 昨年12月6日(土)、磐田市立野の医王山安楽寺(曹洞宗・市川普弘住職)において、本堂の上棟式が執り行われました。完成は本年12月末の予定です。
 昨年12月13日(土)、磐田市中泉の無量山泉蔵寺様(臨済宗妙心寺派・安藤義典住職)において、庫裡の上棟式が執り行われました。

 

 
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今年はお寺に もっと活気が出る年に
  日本テンプルヴァン㈱ 井上文夫
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昨年の世相を表す漢字は『変』
 財団法人日本漢字能力検定協会では、毎年その年の世相を現す漢字を発表しております。昨年は『変』が選ばれました。日本での首相の突然の交代や、米国のオバマ次期米大統領の「チェンジ」(変革)に始まり、為替の大きな変動、サブプライムローンに端を発した金融界への激震と激変、世界規模の気象異変などや食の安全性に対する意識の変化など、とにかく変化が多い年であったことも事実でした。
 「変」という漢字には、大きく分けて二種類の意味があります。一つには「かわる」、「うつりかわる」という意味と、もう一つの意味は「ふつうではない」ということです。確かに国内はもとより、地球的規模からみても、前述のように「普通ではないこと」が多発した年であったと言えます。アメリカのオバマ次期大統領のフレーズである「チェンジ」以外は、ほとんど悪いことばかりを現す「変」だったと思います。昨年の悪いことは忘れ、新年こそはよい年に変化するように運気もチェンジして欲しいと思うのは誰しも同じだと思います。
 ところでお隣の国の台湾でも、世相を現す漢字を選ぶイベントが昨年から日本に倣って行なわれました。台北市文化局によって選ばれた漢字は「乱」に決まったということでした。選考関係者によると「日本が選んだ『変』と、台湾の『乱』は、相関関係にある」そうです。確かに一般的には、武力を伴う内乱に「乱」、突発的な政治的・社会的事件には「変」の用語を用いることが多いようです。歴史的にみてみても「応仁の乱」とか「加藤の乱」あるいは「本能寺の変」「蛤御門の変」というような使い方であり、どちらも相似しており、相関関係を感じさせる漢字であるといえます。しかしいずれにしても、昨年は例年と異なる「変な年」であり、いいことより悪いことが目立った年であった、というのが世界共通の認識のようです。

「お寺も変わることにより生き延びる」
 ところで宗教界、特に伝統仏教では、過去何百年と続いてきた歴史と実績があり、その結果としてどんな艱難や法難に遭遇しようとも、厳然として生残ってきた、という自信と自負とがあります。
 しかしながら社会そのものは、変遷に変遷を重ね、時代が変わるとともにそこに生活する人々は、「その時代や社会に自分たちを変化させながら」生き延びてきたと言えます。世の中に存在するのはお寺と一般社会だけではありませんが、この両者を対比してみて見ますと、このように一方は変わらないこと、一方は変わることで、存続してきた、とも言えます。マンモスや恐竜は、変化に適合できなかったからこそ絶滅したと言われており、一方同じ古代に存在した一部の生物は、変化してきたからこそ、今の時代にまで子孫を存続させることができた、とも言われております。
 さてこれほど世の中全体が大きく変化している中で、お寺を外の社会から見た場合、一体、お寺は世の中の目線に合わせて変化しているように見えるのでしょうか。おそらく誰の目から見ても「変化」を感じられない、というのが一般的な見方ではないのでしょうか。
 アメリカでの仏教と、日本の仏教との違いについて、ある仏教学者から話を伺いました。日本とアメリカでの布教・教化活動を長年経験され、両国の仏教の実情に造詣が深い大学教授の意見です。氏の見方によると「アメリカの仏教は、社会の中に存在」しており、「日本の仏教は社会の外に存在」している、という見方です。さらにこれを具体的に聞きましたら、アメリカでは社会とともに仏教があり、社会の目線に合わせた布教活動が行なわれているが、日本の仏教は一部の仏教系新興宗教を除いて、「社会と断絶した感覚を受ける」というものです。
 またアメリカの仏教は「個人単位を対象とする布教」であるのに対し、日本では「家単位を対象とする布教活動」が中心になっているという違いも大きい、ということを話されていました。今年はこの意見を一つのヒントと受け止められ、社会の目線合わせた活動と、先祖供養を中心とした家を対象にした活動から、生きている個人を対象とした布教・教化活動へとチェンジしていくことも一考に価すると思います。
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新年のご挨拶・・・・・・
㈱天峰建設 代表取締役 澤元教哲
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 明けましておめでとうございます。旧年中は多くの方に大変お世話になりました。本年も宜しくお願い致します。
さて、本紙中面の日本テンプルヴァンの井上社長の記事でも触れられていますが、昨年の世相を表す漢字が「変」と発表されたのは、まだ皆様の記憶にも新しいと思います。投機に振り回されて最高値を更新した原油高、米大手証券会社の破綻のあおりを受け、米自動車産業ばかりではなく日本の各産業にも不況の波が押し寄せました。この閉塞感の中で財布の紐を固くする人が増え、ほぼ決まっていたお寺の建設計画さえも見直しを迫られるケースが出始めているそうです。弊社を取り巻く環境にも様々な変化がありました。
しかし、このような時勢を嘆いてばかりはいられません。バブル景気が良かったとは思いませんが、景気というものは人々の消費マインド次第で実体経済を無視して良くなることもありますし、「明けない夜はない」という言葉もあります。前向きにこの難局を乗り切って行きたいと思います。
ありがたいことに、この様なご時世にもかかわらず、新築の仕事ばかりではなく、改修やリフォームのお仕事を頂くことも増えてきました。「新築には新築の良さがあるが、今の景気では費用を考えると改修できるものならば、なるべく長く大切に使いたい」という考え方が、寺社建築ばかりではなく一般住宅にまで広まってきたようです。新築はもちろんですが、古い柱を新しい物に取り換えたり、悪い部分だけを新しい物に継ぎ直したりする改修やリフォームの場合には、やはり伝統建築の技術が活かされます。匠の技をこの不況の時代にこそ役立て、絶やさぬよう後世に継承して行くべく、業務に邁進してまいります。
変革を恐れず、改めるべきは改め、様々なニーズに応えられる様、努力してまいりますので、本年も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

・・・・・・・・・・・・編集後記・・・・・・・・・・・・・
 明けましておめでとうございます。旧年中はいろいろとお世話になりました。またこうしてご挨拶できることを、本当にありがたいことだと感謝の気持ちでいっぱいです。
 昨年は読者の方から、色々な感想やご意見をいただき、励みになるとともに、より良い紙面作りのための貴重な材料となりました。大変嬉しいことです。
 昨年に負けないよう頑張りますので、お気軽にお声掛け頂けますよう、本年も宜しくお願い致します。
・・・・・・・天峰建設 企画営業 井口 哲・・・・・・・・・・

◆ 心ゆたかに No.78

2010-11-09

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◆ 心ゆたかに No.77

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◆ 心ゆたかに No.76

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◆ 心ゆたかに No.75

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◆ 心ゆたかに No.74

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◆ 心ゆたかに No.73

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◆ 心ゆたかに No.72

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◆ 心ゆたかに No.71

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