文化財
保護・修復
文化財・歴史的建造物の修復は
材料を吟味し、修復して、世代を
渡る木造建築を、自然や生態と同
じように後世に文化遺産を守り伝
えていく大切な事業です。
当社でも数多くの文化財保護・
修復に携わっています。
当初の姿を復元
次々と新しいものが導入されていく現代の情報社会において、職人一人一人の手は、次の世代へ技術と知識を伝えるための「情報」そのものです。
わたしたちは、先人より受け継いできた建築技術を継承していくため、後継者の育成を図るとともに、正しい構法による文化財建造物の保存が行われるように日々、努めています。
後世への継承
文化財の保護・修復とは、当初の姿を復元し、その姿を後世に伝えていくことが目的です。そのため、当時の職人の仕事を再現することが非常に重要となります。
修復に必要な技術は、一般の建築仕事と比較すると非常に高度で、使用する材料や工法・労力も異なります。
しかし今、何百年という昔から伝えられてきた技術は、昨今の建築において使われることが少なくなっているのが現状でもあります。
文化遺産を
守り伝えてゆく
傷んだ箇所を修復
日本の気候風土は寒暖の差や湿度の差が大きく、南北に長く四季があることから生活上、木質系の建物が必要不可欠と考えられてきました。その結果、木質系の材料を使い、加工する技術も発達してきたと思われます。
故きを温ね…
二千有余年の歴史の中で培われてきた木工の意匠や技術を絶やさず後世に伝えていゆくべき使命が今、わたしたちにはあります。
温故創新の想いで、文化財をより良く保存修理し、後世に残していきたいと思います。