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本堂刻みと車知栓継ぎ

竹林寺様本堂の刻みの様子です。

加藤さんと花嶋さんが刻んでいる桧の部材は『 頭貫(かしらぬき) 』といって、

柱の一番上部に取り付く横架材で、柱と柱をつないでいく重要な構造材です。

画像を見ていただくと、部材から突き出たものが見えると思いますが、

これが隣の材とをつなぐ継ぎ手の「男木」になります。

もちろん、一本の部材から造り出すのです!

その反対側に受け側の「女木」を作ります。

これに、欅(けやき)や樫(かし)などのクサビや込み栓を打ってガッチリ固定していきます。

300年後の解体修理も見据えた 昔から伝わる技法です。

クサビの名前を『 シャチ 』と言い、

漢字で書くと「 車知 」。

なので、継ぎ手の名前を『 車知栓継ぎ 』といいます。

伝統技法を守り、伝えていくのも私たちの役目です。

本堂の刻みは建て方に向けて順調デス(^^)/

平松

 

 

 

 

 

 

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