キコリと人材と世界遺産の話
先日、杉の大木伐採に立ち会ってきました。
協力業者の山師さん、この日は4人で来てくれまして、
いつもは、ベテラン勢で来ることが多いのですが、
今回は、30代から40代の若手?を3人連れてきました。
聞けば、
「 キコリへの成り手がない業界の上、機械作業での伐採ばかりで、
こういった大きい木を、手で倒す機会が少なく、
次が育っていかない…。
だから、経験させるために うちの若い衆を連れてきた。」
と。
職人の世界では、どこも若手不足、次の担い手不足ですね。
今後の日本、いやいや世界においても職人の技を引き継ぐ人材に頭を悩ませていますネ。
建築関連では、伝統構法を世界遺産に!!
という動きも出ています。
『 和食 』がユネスコ無形文化遺産になった背景があり、
杣人(そまびと=山師)、木挽き(こびき=製材)、大工、屋根葺師、建具、左官、畳、道具鍛冶などなど、
日本には、独自に進化し、後世に残していかなければいけない『 仕事 ・技・業 』がありますよね。
国の基準。例えば、建築基準法に揃えた建物づくりは、
伝統構法が認められなくなる方向性です。
世界で認められれば、国が認めざるを得ないでしょう!!
存亡の危機を回避するため、
『 伝統工法をユネスコ無形文化遺産に 』という団体があります。
是非、同感していただきたいと思います(^^)/
覗いてみてください↑
平松