ユニバーサルデザイン計画とこれからのお寺
天峰建設が薦めるユニバーサルデザイン。
浜北区で施工させていただいた西隠寺様で紹介します。
『 バリアフリー 』 と 『 ユニバーサルデザイン 』は、同じように使われがちですが、大きく違う点があります。
ユニバーサルデザインは、デザイン対象を障害者限定にしていない点です(^^)/
ユニバーサルデザインには『 7原則 』というものがあり、
1、誰にでも公平に利用できること
2、使う上で自由度が高いこと
3、使い方が簡単ですぐわかること
4、必要な情報がすぐに理解できること
5、うっかりミスや危険につながらないデザインであること
6、無理な姿勢をとることなく、少ない力でも楽に使用できること
7、アクセスしやすいスペースと大きさを確保すること
が、求められます。
バリアフリーのように段差解消や手すり設置はもちろん含まれますが、
それ以外にも例を挙げますと、
『安全』に配慮された自動ドア、エレベーター、ホームドアや、
外国人を含むすべての人のために、文字の代わりに絵文字(ピストグラム)を使って各種表示を行うこと、
音声で出力するパソコンなどの機械類もその一種。
またまた、頭を洗っているときには目が見えないので、シャンプーのボトルに印をつけ、リンスその他のボトルと区別することもユニバーサルデザインです。
環境、製品、コミュニケーションなど含めて「 すべての人のためのデザイン 」と捉えてもよいでしょう。
紹介する西隠寺様は、フラットな段差のない大玄関。もちろん広々として、下駄箱横にはベンチも計画しました。
外はスロープで玄関まで入りますし、本堂・位牌堂・書院含め建物内に段差はありません。
外トイレも、すべての人にやさしい設計です。
清潔感がありとても広いです。
介助の方がいても窮屈ではありません。
これからの時代に向けたお寺の計画も任せてください。
平松