屋根葺き替えのススメ
築50年以上前の瓦の建物では、瓦の下に土を使うのが一般的でした。
現在では、乾式工法と言って木の桟木を打って、そこに引っ掛けます。
ここ10年ほどで施工基準が厳しくなり、
さらに耐震や災害対策として釘、もしくはビスで1枚1枚固定します。
近年、自信もそうですが、異常気象の報告は増加傾向にあります。
時間降水量80mm以上の「非常に激しい雨」は、ここ30年で1.7倍に増加しています(気象庁 気候変動監視レポートより)
昨年の7月は記録的豪雨となり、今年も記録的豪雨が各地で観測されました。
屋根や外壁を、異常気象や自然災害から守るためにも、
ある程度のメンテナンスや補修・保全が必要です。
お寺では、土を使わない現代の瓦葺きに変更したり、
庫裏や住宅では、金属板葺き(近年ではガルバリウム鋼板が主流)に替えたりすることもメリットが多いです。
永くメンテナンスされていない屋根瓦は、見えない部分で劣化や損傷が出ていることもありますし、
点検と合わせて、各種提案ができますので是非声をかけてください。
平松