小島陣屋御殿書院解体移築工事では、解体していくと徐々にいろいろな痕跡が出てきています。
創建当初の墨書きと思われるものや、その当時の大工による落書きと思われるものが出てきて、
想像を膨らませてくれます。
その当時の大工の気持ちになったつもりで建物の墨付けを考えていくと、
解体前の調査図面との相違なども出てきて、整合性が合わず不思議がいっぱいです。
痕跡には、過去の証拠が残っていますので、それらをたどって創建当初の建物の形が解かってくることを期待しています。
天峰としましても、文化財工事の経験やノウハウをフルに発揮して、より詳しく調査していこうと思います。
平松