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震災の地を見て

夏休みを使って、宮城県など震災で被害を受けた地域を回ってきました。

一年半近くたった現地も、場所によっては、震災当時のままの所もあり、悲しい現実を目の当たりにしました。

津波で流され、消えた住宅街。

奥の方では、工場などが再建工事を進めていましたが、

住宅街は、全く手付かずのまま…。

道路も津波で崩壊され、寸断したまま…。

突然の訪問にも快く受け入れてくださった

宮城県石巻市の普誓寺様。

海から近いところにあり、

本堂屋根、庫裡二階部分以外は津波で水没し、大きな被害を受けています。

本堂や会館、外回りは全く手付かずの状態です。

本堂正面は水圧の影響か、流されてきたものがぶつかったのか、

柱が頭上位置あたりで折れ、天井板もおしつぶされていました。

泥水の線がクッキリ残された本堂内漆喰壁。

廊下の壁にも泥水の線と、被害跡。

建立時は、立派だったと思われる山門と袖塀跡。

礎石や基礎だけが残っていました。

境内には、大津波襲来地6.5Mの石碑が設置されていました。

お忙しい中、見学させていただきありがとうございました。

石巻港近辺や、旧北上川沿いも大きな被害があり、

手付かずの場所もたくさんありました。

今回の旅で、テレビを通してではなく、

自分の目で実際の被害を見ることができ、

たくさんのことを感じることができました。

いつ起こるかもしれない東海地震の地に住んでいる私たちにとって、

被害を最小限に抑えるため、

東日本大震災から学ぶべきものがたくさんあります。

もう一度、防災・減災を考え、実践していきましょう。

                          平松

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