木型製作
ただいま浅羽作業場では円筒状の材料を加工製作しています。
さてこれは…
石蔵院様本堂の鬼の頭に乗る三本突き出たツノみたいなものです。
名前を『 経の巻 』といいます。
『 経の巻 』とも『 京の巻 』とも書くことがありますが、
棟飾りの獅子口の上に三本または五本並べて置かれます。
語源は字のごとく、お経の巻物に似た形からだそうです。
昨年設置した光福寺様書院玄関の獅子口。
経の巻の長さが絶妙です(^^)/
経の巻の長さは、宗派や時代背景、地域などなどによっても変わってきます。
棟飾り一つとっても奥が深いです!!
今回製作は、銅板屋根なので、この木型に銅板を巻いてもらいます。
鬼瓦の上に乗る部材として、
『 鳥衾(とりぶすま)』や『 鳥休み 』と言うものもありますが、
鳥衾と言うと
こんな感じで、鬼瓦の上に反って付いたりすることが一般的。
なかには、もっと長く突き出したものもありますヨ。
棟飾りの頭の上も 要チェック!!
平松