1. HOME
  2. ブログ
  3. カチンカチンは鳴らさない

カチンカチンは鳴らさない

いままで、鑿(のみ)研ぎを頑張ってきた葛城ですが、

鑿(のみ)を使えるように道具の手入れです。

鑿の柄(え)部分には『 かつら 』という輪っかが付いています。

このかつらですが、調整をしてからでないと使えません。

※本来は必要なことなんですよ!日曜大工程度なら問題はない?ですけど。

本職の大工さんは誰もが、しっかりやってます!!

①かつらを鑿から外し

↑ 外したところ

②かつらの内側のバリ取りと、面取り(湾曲)に削り、

③かつらが入り込むように柄を調整し、上写真のようにしっかり設置。

こうすることによって、玄能で叩いた時に木の部分だけを打ち、力がしっかり刃先に伝わるようになります。

木である柄の先端がつぶれたり割れたりするのを防ぐ役目が

かつらの本来の役目なので、この状態が正解です!

大工さんが鑿を叩いている姿を見たときに

「 カチンッ、カチンッ 」と金属音が出ていたらカッコ悪い大工さんなのです。

硬い木の音でリズムよく、コンコンコンコン♪

がカッコイイ大工さんですよ!

耳を澄ませてみましょう(笑)

葛城は、刃物研ぎはもちろんですが、刃物の使い方もこれからじっくり修業です!!

平松

 

 

 

最近の投稿

月を選択