経蔵(きょうぞう)
袋井市の可睡斎にある八角の経蔵(きょうぞう)の紹介です。
この経蔵は、もともと可睡斎裏山の中腹にあり、
斜面の中腹でもあったたため、参詣するには不便な場所にありました。
本堂前の広い境内の中に移設する仕事を天峰が請け、手バラシでの解体・居移築工事が行われたのが7年前になります。
文化財ではないものの、扇垂木という手の込んだ屋根を持った瓦葺きの八角堂。
内部には八角の回転式書架を持ち、この輪蔵を一回転させることで、
経典を読誦したのと同様のご利益が得られるものと信じられています。
経蔵とは…
仏堂寺院における伽藍の一つで経典や仏教に関する書物を収蔵する建物であり、
可睡斎の経蔵のように、内部に回転する輪蔵を納めたものもあり、
『 経蔵 』とも、『 輪蔵 』とも、『 経輪蔵 』とも呼んだりします。
可睡斎へ寄った際には是非回転させてみてくださいネ!!
平松