文化財土蔵の扉修理と東海道散歩のススメ
先日、文化財土蔵の蔵戸修理をさせていただき、軽く動くようになったので大変喜んでいただきました。
静岡市指定有形文化財の『 渡邊家土蔵 』をご存じですか?
蒲原宿の富士川よりにあり、江戸時代には『 木屋 』と呼ばれた材木商で、
江戸時代初期から蒲原宿の要職を務めていた家柄です。
指定文化財となっているのは土蔵で、三階蔵であり「 四方具(しほうよろび)」と言って
外側の柱が内側に傾けて造ってあります。
お寺の鐘楼堂の柱が内側に傾いているのを見たことがあると思いますが、蔵でこの構法をしているのは珍しいです。
また、このお蔵の中には江戸時代からの貴重な資料や工芸品などが残されており、
それらもまた静岡市の文化財として登録されています。
渡邊家土蔵や内部の資料なども一般公開されており、
本当に貴重な資料や展示品に驚くことばかりです。
由井や蒲原宿をめぐる東海道散歩おすすめです(^^)/
平松