露盤のりました
2ケ寺連続して瓦の最頂部に乗る露盤施工が完了しました。
上の写真は瑞応寺様六角堂の宝珠露盤(ほうじゅろばん)。
下の写真が永心寺様薬師堂の宝珠露盤です。
宝珠露盤とは…
屋根を上から見たときに、方形(真四角)、六角形や八角形の場合は、
各面が頂部の一点に集まるため、そこで雨仕舞が必要になります。
日本の古建築ではこの頂部に宝珠露盤を取り付けます。
ただ
宝珠露盤は単に雨仕舞だけでなく、多分に装飾的な意味も持ち合わせているものです。
各部材には名前がついており、下の四角い箱みたいな部分を露盤。
そこに乗るお椀を伏せた形のものが伏鉢。
その上に宝珠が乗ります。
この宝珠の部分がいろいろな装飾があり、
炎のような形⇒火焔宝珠(かえんほうじゅ)などがあります。
これで頂部がキッチリ納まりました。
ホント毎日暑いですが、瓦屋さん頑張ってくれています。
体調管理をしながらよろしくお願いします。
平松