シロアリに注意!
憎きシロアリの話です。
上の写真は、シロアリが入ってしまった山門の本柱です。
右下の土の部分から上がった『 蟻道(ぎどう)=蟻のトンネル 』があります。
先日、たて続けに2カ寺さんからシロアリの被害連絡がありました。
1カ寺さんは、シロアリだとは気づいていなくて、
『床がブカブカし、小さな穴が空いているので見てほしい。」
の連絡。
伺って、床下に潜ると本堂正面から床下につっこんで保管していた木材にシロアリが入り、
そこから伝って本堂柱に移っていたのでした。
「過去には一度も消毒をしたことがなかったし、シロアリの被害がなかったから安心していた。」
そうです。
もちろんすぐに消毒工事。
ただ、現代の消毒液は人体への影響も考慮し、効果は5年が一般的。
今回は、被害が少ないうちに対策できたのでホッとしました。
ただ、過去にも床下に保管した旗竿の材木などにシロアリが入った例がありましたので、
心当たりのあるお寺さんは注意が必要かもしれません。
例ですが、シロアリ被害がひどくなると、
写真のように木材内部をゴッソリ食べられて、
表面だけ残った抜け殻の様な状態になったりします。
もちろん強度はありません。
もう一つ注意点は、消毒業者です。
訪問営業のような業者は要注意です!
粗悪工事、手抜き消毒など気を付けなければいけません!
金額だけでの判断や、口車に乗せられないよう注意ですよ!!
心配であれば、天峰が自信を持ってお勧めできる業者を紹介します。
シロアリのお話しでした。
平松