瑞雲院鐘楼保存修理工事では、軒廻りを組みはじめました。
軒廻りに関しては、腐りや傷みが激しいものが多く、
監理の万匠会とも打ち合わせを進めながら
埋め木や繕いを進め、キッチリと部材を修理したうえで組上げています。
266年経過した材木は、ねじれや曲がりなどもでていて、
組んでいくにも手間がかかるところが文化財の大変な所ですね。
今回の修理工事によって、数百年先まで建立し続けることができるので
文化財を施工する意味や価値を考えさせられます。
天峰は、古い建物をいかに後世まで存続させられるかを追求していきたいと思います。
平松