旧瓦、使用可否の選別
文化財保存修理を行っている瑞雲院様では、
もともと屋根に乗っていた瓦の調査・選別を行いました。
古い瓦の中で再使用可能なのか不可能なのかを決めるためです。
瓦やと天峰と管理のNPO万匠会で、
1枚1枚 目視検査と打音検査で選別し、
秋口から始まる瓦葺き工事の段取りをしました。
新築工事であれば新規瓦でサッと葺いてしまいますが、
文化財ですから、なるべく健全なものは残し、伝えていくことが要求されます。
今回の調査・選別で、状態の良い瓦は少なかったのですけどね。
それでも良い瓦はキッチリ屋根に葺いていきたいと思います。
並行して、屋根を葺いていく最終打合せ確認を行いました。
既存を型取りした現寸図を再度確認しながら。
予定通りに進んでいて安心です。
平松