漆下地と埋め木
静岡浅間神社様楼門保存工事では、
上層から生漆で木地固めを行っています。
ですから写真のように茶褐色~黒褐色の状態です。
木部の割れなどがある場合は同種木材で埋めたり、
刻苧(こくそ)で埋めたり補修していきます。
写真では分かりにくいかもしれませんが、
すこし色が薄いところが埋め木したところです。
木部の埋木に関しては、どこを埋めたのか分からないことが最良です。
ですから分からないことが良い仕事なのですよ♪
地味な仕事ですが、文化財工事ではとても重要な仕事です。
ひとつひとつ丁寧に進めていきます。
平松