懸魚六葉を復元制作
静岡浅間神社の楼門保存修理工事では、
彫刻士である澤元彫刻の清延さんに来ていただいて
懸魚六葉を忠実に復元彫刻してただいています。
南面と北面でこれだけ状態が違ってしまうのには
太陽の当たり具合、風の向き、それによる雨の当たり方などなど、
条件によって劣化風化が違ってきます。
芯材まで傷みが進行し、修繕だけでの再使用は可能との判断にて制作。
葉の立体感や動きのやさしさまできれいに再現していただきました。
これから漆を施し、最終的には朱色となります。
下地である木部の彫刻の良さが仕上がりに影響しますので
これだけきっちり作られていれば安心です。
まだまだ長期で工事が続きますが丁寧に進めていきます。
平松