漆塗り作業と学習する姿勢
静岡浅間神社楼門の保存修理工事では、
島津漆彩色工房の職人さんたちが丁寧にコツコツ漆塗り作業を進めてくれています。
月に数回ですが漆塗り職人を60年以上経験しているベテランのTさんが指導に来てくれます。
職人のみんなは、少しでも多くのことを学ぼう。
そして聞き逃さないようメモ帳をもって指導を受けます。
経験からの知識や知恵は、なかなか言葉では習得できるものではありませんが、
自分のものにしようという気迫が伝わってきて私まで刺激を受けます。
建物が大きいため下地つくりの箇所から、
中塗りの箇所まで様々ですが、
この湿気が強くなる季節は漆塗りにとって最適な季節なんです。
段取り良く進めていくように天峰もキッチリ監理していきたいと思います。
平松