文化財工事と会議
先週行われた静岡浅間神社様の重要文化財保存修理工事定例会議の様子です。
非常事態宣言は解除されましたが、会議はこのように間隔をあけて窓を全開にして行われております。
マスクを着けていると声が通らないため、広い会議室では声を張らないと伝わらないですね。
ただいま楼門の保存修理工事は、漆の仕上げが終わった部分には彫刻の取り付けを始めています。
ツヤツヤに仕上がった漆と奇麗に彩色された彫刻がとても美しいです。
こんなに間近で見ることができるのも足場を解体しちゃうまでの間なので
目に焼き付けておきたいと思います。
獅子木鼻の生彩色も順調に進んでおり完成が楽しみです。
北回廊保存修理では、回廊軸部はもちろん建具などの保存修理も並行に進めています。
監理の(公財)文化財建造物保存技術協会と詳細調査~仕様決定をしながら丁寧に進めています。
根気のいる時間のかかる作業ですが、大切な文化財を後世へ繋げるよう頑張っていきます。
平松