静岡浅間神社の造営と修理の天峰
3月5日に静岡浅間神社では「 第3回 静岡浅間神社総合研究報告会 」が行われました。
コロナの蔓延防止期間延長により、現場特別公開がなくなってしまったため
天峰が現場で説明する機会はなくなったのですが、
午後からのオンライン配信講演会は配信されました。
報告内容は本当に面白く、興味津々に拝聴させていただきました。
天峰としましては、2015年に静岡浅間神社重要文化財大歳御祖神社本殿の保存修理から現在まで7年にわたって平成・令和の大修理に携わらせていただいており、
約200年前の江戸後期に造営された社殿群の建設や歴史、
駿府の人々とのかかわりなど知れば知るほど興味のわくお話ばかりでした。
宮大工でもありながら、社殿群を装飾している漆や彩色、錺金具の素晴らしさには興味を惹かれるものがありますし、
天峰としましても、この大工事で習得した技術や知識、ノウハウなどを次へつなげていく努力をしたいと思います。
まだまだ奥の深い静岡浅間神社ですが、これからも感心をもって注視していきたいと思います。
平松