迦陵嚬伽彫刻修復
秋葉山本宮秋葉神社の神門保存修理の中で一番時間がかかっている欄間彫刻の様子です。
平成30年の台風により落下した『 迦陵嚬伽(かりょうびんが)』彫刻です。
迦陵嚬伽とは、上半身が天女で下半身が鳳凰の尾羽をしており、その声はとても美しく極楽に住んでいるとされています。
落下後、神社で保管してくださってありましたが、身体部以外は粉々に近い状態でした。
↑↑ ※画像はほんの一部です。
澤元彫刻の工房へ運び込み、時間をかけてパズルのように部材ひとつひとつを繋ぎ合わせ、
欠損部材は、図面や健全時の画像をもとに新規作製しました。
かなりの時間と手間が掛かってしまいましたが、古色塗装も施し健全時と相違なく仕上がることが出来ました。
秋葉神社では、この迦陵嚬伽を含めて獅子や力人などの神門に取付く彫刻を一堂に展示公開を計画しています。
立川流彫刻の貴重な作品ですので是非この機会にご覧ください!!
日程など詳細が決まり次第、追ってブログでも告知しますので楽しみにしていてください(^^)/
迦陵嚬伽や獅子など彫刻は、想像以上の大きさや迫力、繊細さにびっくりすると思います!!
平松