自社一貫施工の須弥壇修理完成
天峰伝統工芸部『 いしずえ 』により、すべて自社作業を行った湖西市の東雲寺様須弥壇修理が完了し、
本堂内陣に取付いたしました。
取外して持ち帰った須弥壇を全解体し、詳細調査~修理方針の決定ののち
傷んだ部分の繕いや新調を行いました。
旧い漆塗膜は素地が出るまで奇麗に描き落としてから作業開始。
もちろんケヤキ材は20年以上自然乾燥させた良質の天峰保管材!
ひとつひとつ手作業で丁寧に製作していきます。
漆塗りの前に、仮り組みを行い細部までキッチリ調整。
見た目は新品同様ですね!
再度解体していしずえ工房内で摺り漆塗り。
この須弥壇は漆4回塗りを基本とし、部材によっては5回塗りを施しました。
奇麗なツヤと美しい杢目が表現され、最高の仕上がりとなりました。
東雲寺様、いしずえによる須弥壇修理依頼ありがとうございました。
天峰大工による木部素地修理や製作、そして漆塗りや装飾まで一貫して施工できる体制を確立していきます。
平松