古いお堂の修繕と宮大工の面白さ
龍光寺様弁天堂屋根替え修理工事では、経年の重みで下がり、波打った軒を修正しながら、
外れていた桔木を入れ直し出来るだけ創建当初の屋根形状に近づけるよう補正を行っています。
棟札などは出てきませんでしたので、創建時の情報が分かりませんが、社寺建築を十分理解している宮大工さんの仕事です。
小屋裏の材木の製材にも機械を使った痕跡がない事や、刻みの様子から築150年以上は経過していると想像します。
その時代は、木のクセを読み、人力で製材・加工・刻みを行い、適材適所を見極めていた時代です。
修繕をすることで材木が経年による変形や劣化が分かり学ぶことが多いです。
この知識や経験を新築する建物にフィードバックしたり、
技術や知恵を若い弟子たちへ繋いで後世へ伝承することが私たち宮大工の使命と考えています。
やはり、伝統建築に携われる宮大工は面白い!
平松

