削ろう会行ってきました
全国削ろう会・清水大会に行ってきました。
15日・16日の二日間行われたんですが、
すごい賑わいで、広い体育館の中では、
参加者の熱い戦いがくり広げられ、
計測され、数ミクロン(ミクロン=1/1000mm)の薄い鉋くずが次々と貼りだされていました。
ステージ前では、1尺鉋(30㎝幅)による柱削りや、
丸柱を槍カンナで仕上げていくデモンストレーションが行われ、
来場客の注目の的になっていましたよ。
今では、このような手道具を使える人も減っていますし、
手道具を使って造作する仕事すら減ってしまっています。
私たち寺社建築に携わらせていただいているので、
手道具を使う機会が多く、とてもありがたいです。
会場内片隅では、子供用に体験木工教室や、
積み木の遊び場が設けられ、
外では丸太を大型のこぎりで挽く『木挽(こびき)』なども見られ、
とても興味深々な時間となりました(^o^)
電動工具で造っていくような住宅ばかりの時代ですが、
大工であるからには、手道具を使い、
手道具を伝えていく事は必要だな。と感じた日でした。
平松