木の気になる話⑥
~ 楽器の材料 ~
木は木目方向において 木材の比ヤング係数(※硬さの値。弾性率を数字化したもの)は高く、
内部摩擦は低く、
音の 早い立ち上がりと安定した振動を得ることができる。
また木材は、適度な粘性を持っており
かつ表面反発係数は金属よりも低いため、
瞬間的な外力による加振、及び、継続的な外力による励振によって振動させた場合にも
発生した音は高周波成分の少ない『 柔らかな 』音になる。
木取り(板取り)の仕方や 材の選定によって
固有振動数及び音の減衰率が様々に変えることができ
多様な音色の楽器を作ることができる。
このように、他の材料に類を見ないこれらの特徴を持つため、
現在も幅広く楽器用材として利用されています。
難しい言葉が多く出てきましたが、
要は、木には根拠があって 楽器にも向いていますよ。ってことです(^o^)
平松