木の気になる話⑨
水分を自動調節する木の家ってスゴイ!!
湿気の多いところでは空気中の水分を吸収し、
乾燥しているところでは水分を放出。
つまり、湿気を『 自動調節 』するのです。
これも木の特質のひとつで
他の素材では絶対に真似できない機能です。
多湿の日本に なぜ木造住宅が発達したのかがよくわかります。
その性質は 試験データにもハッキリと現れています。
木箱の中に 何回かに分けて湿気を送りこむと
つねに湿気を一定に保とうとする機能が働くのです。
天峰では、極力 天然素材やムク材の使用を推奨していますが、
近年の高気密や高断熱の住宅などは呼吸できない建物も多く、
湿気や結露、熱気やカビに悩まされている意見も耳にします。
住宅の住まい方にもよると思いますが、
よく吟味して、理解・納得したうえで建設に進むことをお勧めします。
平松