計測・採寸・寸法とさしがね
たまに出番のある「ウォーキングメジャー」といいます。
距離を測るのにコロコロ転がします。
ただ、正確ではありません。
特に、舗装以外では誤差が出るため、敷地や距離計測などおおよその採寸に使用します。
こちら巻尺。
巻尺の方がまだ誤差が少ないですね。
ただ、長距離の計測には二人で行わないとスムーズにいきません。
精度的には、たるんだり、テープ自体の伸縮があります。
こちらスケール。
通称、メジャーとも言いますネ。
スチール製(鉄)が多いため、計測での誤差は少なめで、
手軽ですが、長距離を計測するには大変です。
私たちは『 尺 』を使うため、メジャーも「尺相当目盛付」でないと用が足りません(笑)
皆様もご存知かとは思いますが、大工は『 さしがね 』を使います。
「指矩」と書くと習ってきましたが、「差金」と書くことも。
さしがねの事を、曲尺(かねじゃく)や曲尺(まがりじゃく)と言う地方もあるそうです。
学生時代は、もちろん ミリ・センチ・メートルで勉強しましたが、
大工の世界に入り、はじめは苦戦した覚えがありますが、
いつの間にか『 尺 』『 寸 』でないと長さのイメージがつかなくなり、
他人と話すときにも
「 しゃくご くらいだら。 」
や、
「 ごぶってとこだね。」
なんて、通じない寸法表現してしまいます…。
ちなみに しゃくご。1尺5寸=約45センチ。
ごぶ。5分=約1.5センチ。
お客さんと話をする時はなるべく注意してるのですが(笑)
専門用語や理解不能な言葉が出たら、すぐに質問してくださいネ!
話戻しますが、大工は『 さしがね 』が命ってことです。
さしがねのスゴさは、また後ほど。
平松