蒲神明宮本殿の階段や高欄部材を製作しています。
手間のかかる部分であり、キッチリ造らないとうまく合わない繊細な部分です。
ただ単に、切って留める。ってなわけにはいかず、
しっかりホゾ差しや仕口といった金物を使わない組み方をしてガッチリ固定するように造ります。
登り高欄の架木(ほこぎ=丸棒)や平桁、地覆は加工が完了し、
現地での組み立てを待つばかりです。
こういった手作業が多くあり、手道具を使う仕事が多いのも宮大工ならではであり、
『 魅せる 』仕事をする環境がたくさんあります。
日々手道具を手入れし大切に扱うのも、すべては良い仕事を残したいからです。
平松