結界柵の解体と選別
浅羽作業場に運び込んだ静岡浅間神社北回廊の結界である木柵を修理のためにバラしています。
地覆(じふく)と言って土台部分はすべて造り替えなので、惜しげなく切り刻んでいます。
柱など再利用できる部分は丁寧に外していきますが、
腐食などが進み、状態が悪い部分に関しては折れてしまったりと苦戦しています。
北回廊を囲んでいた木柵ですが、北面に位置する部分は緑色のコケが生え、
傷みが激しいので、再利用できるのはおおよそ7割くらいでしょうか。
浅羽作業場は風が強く、外での仕事は体が冷えましたが、なんとか年内中に解体と調査選別ができました。
年明けからは損傷部の繕い作業や新規製作部材の段取りに移っていきます。
平松