静岡浅間神社北回廊の保存修理工事では、A工区である西半分が仕上がってきています。
生彩色といって漆塗りの上に金箔を貼り、その上から彩色を施すという特殊な仕上げ方法になります。
特徴的なもので言えば、栃木の日光東照宮。
東日本にみられる技法で西日本ではほとんど見ることができません。
静岡では久能山東照宮と静岡浅間神社社殿各所に見られます。
破風飾り金具の漆箔仕上げや六葉の鍍金、唄金具の煮黒味も美しく仕上がり、先日取り付けを完了しました。
工期的にも半分を過ぎ、順調に工事が進んでいますので引き続き段取り良く進めていくように頑張ります。
平松