静岡市指定有形文化財である小島陣屋御殿書院移築復原工事では
大事に解体してきた瓦を一枚一枚検査しています。
再使用できるか否かの検査は、基本的に目視検品で欠けやヒビ割れ、剥離などの瓦の状態を確認し、
打音検査にて瓦の判断をしていきます。
瓦職人のKさんは、熟練の経験をもとに打音でのわずかな音の違いで瓦の状態が分かる技術を持っています。
状況を瓦に記載しながら分別していきます。
のちに設計監理の方や静岡市文化財課の担当者とも協議しながら決定していきます。
根気のいる地味な仕事ですが、文化財を守る工事に努めていきます。
平松