再建復興した阿蘇神社を振り返る
8年前である 2016年4月、熊本地震が発生し阿蘇神社は大きな被害を受けた。画像は震災後半月の様子で
上は倒壊した拝殿。
下は重要文化財である楼門。唐破風付きの下層屋根は粉砕し基壇に横たわり、
上層の屋根までも地面に横たわっていた。 ↓↓
あまりの被害の大きさと現実を受け止められない自分がいた。
それから2年後、2018年に訪れた時には、倒壊した楼門と拝殿は解体され、
重要文化財の神殿が修理工事を進めていた。
上は楼門。基壇の上には解体した部材をシートで覆って保管していた。
下の画像は解体された拝殿の向こうに1の神殿、2の神殿、3の神殿が直接見える。
神殿が丸見えのこの状態も貴重ではあると参拝した。
石垣に掲げられた『 力を合わせて阿蘇神社の再建を!! 』の言葉には力強さを感じ、必ず蘇る確信をした。
そして2022年、震災から6年後である。
文化財登録されていない拝殿が新築復興され、倒壊を逃れた社殿と結合し美しい姿を取り戻した。
拝殿の隙間からは、保存修理を終えた神殿も確認できる。
下の画像
そしてこの時には、楼門は巨大な素屋根足場の中で修復工事が進められていたが外からは内部の様子がほとんど見えない。↓↓
ついに、震災から7年である昨年、2023年夏に足場が解体され震災前の荘厳な姿で修復が完了した。
私は先週の社員旅行での一番の楽しみだった楼門を目の当たりにし、
倒壊しバラバラだった痛ましい姿からの見事な復活でそびえ立つ姿に感激。
阿蘇神社参拝後、駐車場から見た美しい虹は一生忘れることはないでしょう。
阿蘇神社は、社殿含めまだまだ復興真っ最中です。
これからも大好きな神社の一つとして見守っていきたいと思います。
平松