小島陣屋御殿書院で完成記念式典
12月15日(日)史跡小島陣屋跡で『 御殿 書院完成記念イベント 』が開催されました!
透き通るような青空で、風も少なくポカポカとした式典日和でした。
春風亭昇太師匠も来賓で参列し、城好きを公言しているだけありマニアックな話も絡めながら大盛り上がりでした。
指定文化財を移築復原するこの大工事は、スタート時点より難題が山積みで、
設計監理の静岡県伝統建築保存協会の先生方や、審議委員の方々と静岡市を交えて調査~協議、調査~協議を繰り返し、
創建当初の痕跡を探しながらの移築保存修理工事となりました。
完成式典では、完成を祝ってテープカットや吹奏楽部による演奏、親王囃という祭事が披露され、
キッチンカーなどもたくさん出店するほど賑やかで、
小島町民がみんな来ているのではと思うくらいの大盛況でした!
たくさんの方々に感謝の言葉をいただき、この工事に携われたことに感謝いたします。
床の間には、五代藩主直筆の書が奉納され、書院を一層引き締めてくれていました。
長い工事期間でしたが、小島地区の方々をはじめ たくさんの方々や業者さん、職人さんなど多くの力をいただき完遂できた大事業でした。
この文化財保存修理工事で得るものも多く、天峰としてさらに成長できたことを実感しています。
御殿 書院が小島地区の方々に大切見守られ、後世へ残してく貴重な遺産としていつまでも引き継がれていくことを切に願っております。
平松