本堂現寸図描きと宮大工棟梁への道
菊川市の興嶽寺様本堂新築の現寸図描きを佐野棟梁が進めています。
10分の1図にてある程度仕様が定まっていますので、
現寸図にて細部の納まりや割りなども確認していきます。
軒反りや屋根の弛みなど、お寺の立地条件や見え方、周りの構造物なども含めて1棟1棟決めていくため
天峰ではすべての本堂で現寸図描きを行い、型板を取っての作業開始となります。
もちろん、棟梁自らが現寸図を描くことによって頭の中にしっかりとイメージを作ることはもちろん、
若手の育成や、宮大工棟梁の技術継承の面で重要なことと考えています。
弟子衆にとっては、現寸場をのぞきに行くことは自分の将来をイメージし、
一人前の棟梁として成長していく貴重な勉強の場となっています!
平松