獅子頭彫刻と立川流から学ぶこと
静岡浅間神社楼門の柱頭に、息を呑むような獅子が刻まれています。
柱の端部を飾る木鼻と言われる部材を獅子の顔で飾り、
単なる縁起物ではなく、結界を守る番人としての意味を持っています。
静岡浅間神社では江戸時代中期に活躍した諏訪の宮大工・彫刻師の立川流による作品で、
生命が宿るかのような立体感を引出し、毛並みの一本一本、
眼球の丸み、開いた口腔の奥の暗がりまで徹底的にノミを入れており、
建物と一体化しながらも独立した雰囲気を持つ。
約200年の時を経て、天峰建設で修理及びお化粧直しのお仕事を任せていただけたことはとても誇りです。
ノミの跡に宿る静かな迫力は、宮大工の私たちに時代を超えて語り掛けてくれているようでした。
平松


