寺院見学
石川県輪島市にある曹洞宗大本山総持寺祖院に行ってきました。
明治31年に焼失した後、神奈川の鶴見に移しましたが、
今では七堂伽藍も建立され、
焼失をまぬがれた経蔵などを含め
とても趣きある境内でした。
法堂(大祖堂)は荘厳な雰囲気でした。
山門は大きく立派で、頑丈な造りでしたよ。
目的のもう一つ、
富山県高岡市にある勝興寺。
国の重要文化財でもあり、
10年ほど前、日本伝統建築技術保存会の見学会で訪れたことのある寺院です。
平成10年度から約20ヶ年計画で保存修理事業を行っているので
その後の経過状況を見学したく寄りました。
工事にずっと携わっている職人(その時は弟子でしたが…)で一緒に研修を受けた同志が今もおり、
久しぶりに顔を合わせてきました。
日本の伝統建築物、伝統技術を残していこうと、
真正面から取り組んでいる尊敬できる人なんです。
彼に会い、さらにモチベーションが上がりました。
天峰の一員として、これからも愛される工務店作りを心がけていきたいと思います。
今回見た寺院の数々は、どれも日本の美しい建築を残している貴重な建物ばかりでした。
昔の人々の造った建築物と共に、
『 思い 』も後世につないでいく自分たちの仕事のありがたさを改めて感じた旅でした。
平松