瓦修理の様子と注意喚起
掛川市の法泉寺様では、位牌堂屋根瓦の補修工事を行っています。
大棟や降り棟、箕甲などの破風廻りを重点的に修理です。
補修前の画像を見てください↓↓↓
画像から分かるように瓦はズレたり口が開いたり…。
瓦下の土が流れ出てきて
そこへ苔や植物が繁殖し、更に悪い状況になっています。
大棟の壺瓦を外すと更なる悲劇が…。
瓦土が冬の凍結により粘り気を完全に失い、
さらさらのスポンジのような土になっていました。
これでは 瓦を固定する支持力は全くありませんね。
かろうじて、瓦自体の重みで乗っていただけでした。
今回は、瓦はすべて再使用し、
土の代わりに南蛮漆喰を使用し、長年の風雨にも耐えるようキッチリ工事しています。
棟が長いので作業も大変です。
大鬼の固定も 銅線をすべて新規に引き直しがっちり固定です。
この大鬼は昭和25年製作と掘ってありましたヨ。
倉真村(現掛川市)の方のようです。
瓦自体の強度は、まだまだ十分ありますので
今回の補修でまた長持ちしますヨ!!
こういった屋根の上での状況に関しては、
住んでいる方でも状況を把握することは難しいでしょうし、
天峰では随時無料点検を行っていますので、ひと声かけてくださいネ。
早期発見が、建物の長持ちに大きく影響しますから。
そして、注意喚起です!!
今日26日の静岡新聞に載っていました。
訪問営業の瓦やさんには十分注意してください!!
振り込め詐欺と同類です。
言葉巧みに近づいてきます。
気を付けてください。
平松