静岡県内で漆生産へ!
本日の新聞朝刊で発表がありました。
静岡市で『 漆 』生産へ!!
ものすごく待ちに待った第一歩だとうれしく思います。
一般にはあまりなじみがないと思いますが、
文化財工事を手掛ける天峰にとっては重要問題なんです!!
ただ今、静岡浅間神社の国指定重要文化財である楼門保存修理をさせていただいておりますが、
国産漆の生産量が少なく、漆確保が大変なんです。
文化庁からは、国宝や重要文化財の漆工事には国産を100%使いなさいということも言われるようになっています。
静岡県内には、『 国宝 久能山東照宮 』
そして、静岡浅間神社をはじめとした『33件96棟の国指定 重要文化財(建造物)』があります。
じつは、過去には静岡県内にあるそのような文化財を修理するのは、
決まって県外の業者や大手ゼネコンでした。
静岡浅間神社を県内業者である天峰が工事していることは、
これまた大きな第一歩であると思っていますし、
漆の原材料も静岡!!
保存修理を手掛けるのももちろん県内業者!!
となる日を夢見て精進していきます!
京都府や奈良県では、府・県が主導で文化財を守っているのですよ。
静岡県も見習って、県内の文化財建造物を県内で守っていけたらいいな。
国も指定してくれているほど貴重な、『 静岡県の宝 』です!!
平松