瑞龍寺様で天井画着工式
静岡市の瑞龍寺様では本堂内陣への天井画プロジェクトがスタートしました。
現在、多摩美術大学の教授であり日本画の巨匠とも呼ばれる八木幾朗先生とお寺のご縁で、
歴史ある瑞龍寺様本堂の内陣へ天井画を入れる。そしてその工法をどうするのかということを
何度も何度も協議しいよいよ着工式と相成りました。
内陣天井は4.5メートル×5.2メートルなのでその大きさが入る倉庫を準備するところから始まり、
天峰で床を作り、表具屋さんで麻紙(まし)という最高級和紙をつなぎ合わせ、
畳一畳分の麻紙15枚で一枚の大きな和紙が出来上がりました。
着工式当日には、八木先生はもちろん、ご住職をはじめ総代さんや檀家さんが現地を訪れ、
皆さんお揃いの中で着工式が行われました。
この、広い天井画専用アトリエでは約2年間じっくりと龍を描いていきます。
そして2年後には天峰で内陣天井の改修工事を行い、
完成した龍を貼り込む工事と下地作りを行います。
着工式後には、実りと子孫繁栄の象徴である「ぶどう」を水墨画でサラサラっと表現し、
瑞龍寺様とすべての皆様の平和と益々の発展、子孫繁栄を祈念されました。
世界に認められる巨匠の凄さを目の前で見せていただきました。
平松