木の優れた機能と性質
木の気になる話
熱い日でも寒い日でも、木は熱くなったり冷たくなったりしません。
それは木が熱を伝えにくい性質を持っているからです。
これを『 熱伝導率 』と言いますが、
木は コンクリートの1/14。
鉄と比較すると1/380!!という低さです。
板前さんなど料理人が下駄をはいているのを見かけますが、これはひんやりとした調理場の床から体温を守るためで断熱性が高い木の特徴を利用しているのです。
湿気の多いところでは空気中の水分を吸収し、
乾燥しているところでは水分を放出。つまり湿気を自動調節するのです。
これも木の特質のひとつで他の素材では真似できない機能です。
多湿の日本になぜ木造住宅が発達したのかがよくわかります。
平松