全国削ろう会に出場してきました
第37回全国削ろう会が開催されました。
新型コロナの影響で2度の延期があったりと心配をしましたが、
無事開催できたことをお祝い申し上げます。
昨今、建築業界は機械化の波に押され、職人の技術を発揮できる場が減っています。
このままでは木工技術や木造建築が衰退に向かってしまうのではないかと心配すら覚えます。
手道具のひとつである『 鉋(かんな) 』の削り屑が、わずか数ミクロン(1㎜の1000分の1)の極限の薄さへ挑戦する大会は、
職人同士の切磋琢磨し合う美しい姿が見られます。
私も出場させていただき、刺激を受けるとともに良い勉強になりました。
大鉋(おおかんな=巾150㎜以上)の薄削りや槍鉋(やりがんな)実演、
鉞(マサカリ)や手斧(チョウナ)のハツリ実演やのこぎり目立てなども披露され、
機械には真似できない 手道具の技術や想いが全国へアピールできたと思います。
感染対策がキッチリ行われた大会で、運営スタッフの皆様は大変だったと思います。
配慮なども行き届いた大会で、安心して競技できました。ありがとうございました。
平松