木の気になる話⑤
~ 木の種類 ~
木にはいろいろな種類があり
世界で約2万種類、
日本には約2500種あると言われており、
このうち人間が利用している木は
世界で数百種、
日本では100種あまりと言われ
腐りにくい木、香りのある木など
それぞれ異なる性質を持っています。
「 適材適所 」という四字熟語は、
伝統的な日本家屋や寺社建築などの建築現場での
木材の使い分けが語源です。
例えば、土台には腐りにくく耐久性の高いヒノキやヒバやクリを。
重量を支える梁には強靭な松を。
衣類を湿度から守る箪笥には桐を使う等、
古くから日本人は木の性質を知って
建物の中で使い分けていたのです。
木には葉の小さい針葉樹(杉や松など)と
葉の大きい広葉樹(ケヤキやナラなど)があります。
一般的に針葉樹の材質は柔らかく、
構造材・建具・和室の仕上げ材に使われ、
広葉樹は硬く、家具・フローリング・洋室の仕上げ材に多用されています。
用途によって、プロの目から見た「適材適所」おすすめしますよ!
平松