見える仕事、見えない仕事
浜松市の正光寺様造作工事の様子です。
位牌堂の小栗棟梁は、開山様の雛壇の造作中。
虹梁と組み物、丸柱が綺麗に納まりました。
そして本堂では佐野棟梁が床の間と床脇の地板を加工中。
見てください!!この極上ケヤキ!!
「こんな、とんでもなく良質のケヤキを造作できるなんて幸せ♪」
って佐野棟梁も嬉しそう(^^)/
このケヤキ、幅が広いのでこのままでは長い年数で反ってしまう恐れがあります。
それを防止するための細工を施します。
『 すいつき 』や『 アリ桟 』というんですが、
板と角棒を、台形?蟻の口?のように互いに加工します。
しかも入口が広く、奥に行くにしたがって狭くなるようテーパーで。
固いとこまで押し込み、そこからは玄能で打ち込みます!!
↓↓↓
ギュッ!!ギュッ!!と締まって、板自体が反りたがるのを留めます。
もちろん、床下になって見えない部分なんですが、
こんなところにも大工の技が使われているんです(^^)/
見えなくなっちゃうので、アピールです(笑)
平松