床の間地板にケヤキ無垢の一枚板
御前崎市の宗心寺様書院庫裡新築工事では、
床の間の地板にケヤキの無垢板を使い、
反り止めと言って、杢目とは直交した方向で桟木を仕込みます。
蟻桟と言って台形に造り出した雄と、
板側を台形に掘り込んだ雌とを造り、
横から玄能で打ち込んでいきます。
これによって、幅広の板が反りたがるのを防ぎます。
反り止めを施工したうえで、表面を鉋で仕上げます。
木村棟梁が丹精込めてテカテカに仕上げていきます(^^)/
近年では、突板と言って薄くスライスした無垢板をベニヤ板に張ったものが主流で、
天峰でも、すべて無垢板で仕上げる物件ばかりではありません。
宗心寺様は、ご住職のこだわりで、無垢板をご希望されており、
秘蔵のケヤキ一枚板を床の間に入れることにしました。
無垢はやっぱり質感が全然違いますね。
平松