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屋根銅板の黒漆塗り進行中

静岡浅間神社北回廊保存修理工事では、屋根銅板葺きに漆塗りを施工しています。

前回修理での漆塗りから40年以上が経過し、

屋根に塗ってあった黒漆は剥がれ落ち、銅板表面は緑青に覆われています。

漆の密着を良くするため、緑青は研磨し、松煙を混ぜた黒々した漆を塗っていきます。

この時期は気温も低いため、伸びを良くするためテレピン油で粘土を調整することが一般的ですが、

劣化を早める可能性もあるとの判断で、濃いままを時間をかけて塗っています。

もちろんその分技術が必要になり、熟練した技術者でないと均一に奇麗に塗れません。

 

屋根面積がとてつもなく広いため、気の遠くなる作業ですが頑張って施工してくれています。

場所的には、1度目の塗が終わり、しっかり乾燥させたうえで2度目の漆仕上げ塗りに移っていきます。

平松

 

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