木材にあらかじめ割れ目を入れて風通しを良くし、木材の強度を上げる『背割り』という作業です。
背割りをした部分は、基本的には見えない部分に使います。
木も人間と同じで一本一本、個性があります。
何十年、何百年と長く生きている木を丁寧に。
これから先も何十年、何百年と皆様に愛される建築物になるために。
個性を見極めて正しく扱わせていただき、その木に合った扱いと良さを引き出す。
棟梁の佐野さんから心温まるお話が聞けました。
背割りは表には見えない、人の目には触れない加工ですが、
これからも美しい建築物を支える大事な工程です。
平井