熊野古道めぐり
のひとつで、2004年 世界文化遺産登録の『紀伊山地の霊場と参詣道』
に、このGWを使って回ってきましたよ。
まずは、熊野三山の一つ「熊野本宮大社」をお詣りしました。
古くから神々が宿る地であるため、空気が違う感じがしました。
参詣も目的ですが、仕事がら 建築物に興味津々なので、じっくり拝見しましたよ。
八咫烏(やたがらす)。
サッカー日本代表の胸にもいる八咫烏、もともとは熊野で「神の使者」として崇められていたんです!
日本サッカー界の父と呼ばれる方がこの地の出身な事も理由の一つだそうですし、
明治時代から日本サッカー協会ではこのマークを使用しているそうです。
そして「熊野速玉大社」。
新宮とも呼ばれ、熊野三山の一つです。
平安時代や、鎌倉時代の参詣は、京都から大阪をまわり、
熊野の本宮大社⇒新宮(速玉大社)⇒那智大社とまわったそうです。
もちろん歩き!!牛や馬を従えて約50人~約300人前後が一行となっての巡業だそう。
お伊勢参りと同じように、中世から近世にかけての皇族から庶民まで、日本人の霊場参詣は、人生の一つだったんですかねえ。
そして、「熊野那智大社」
とてもたくさんの人が訪れていました。
同じ敷地内には、世界遺産の青岸渡寺。
このお寺が見どころ満載で、とても興味深い建築物でした。
ここからも那智の滝が見え、絶景でしたよ(^o^)
三重塔と那智の滝
那智の滝は、やはりスゴイ!!
マイナスイオンに包まれるというより、神々に包まれる感じというんですかねえ。
古人がわざわざお詣りしにくる理由が少しわかる気がしました。
世界遺産登録されている補陀洛寺も見学し、
建築の勉強にもなりました。
そして、せっかくなので、熊野古道を歩いてみましたよ。
「中辺路」という古道の中でも歩きやすく、石畳みや史跡の残った場所です。
古くから大勢の人が歩いた参詣道。
つくづくすごいなあ!と思いましたよ。
日本人の神事に対する信仰心というものを体で感じた三日間でした。
世界文化遺産として、世界に認められた遺産ですもんねえ!
しっかり守って、後世に残していかなければいけませんね。
今度は、富士山が世界文化遺産に登録が決まりました。
静岡県民としても、大いにお祝いし世界に恥じない遺産保存をしていかなくては。
有意義なGWでした。
平松